人の縁というもの・・・

今日は桃の節句、ひなまつりです

昨日、義母がひなあられやちらし寿司の素などをたくさん送ってくれたので、今日はおひなさまメニューにすることにします

また気温が下がりましたね～～～まぁ、三寒四温、だんだん暖かくなって来ていますが、こうやって寒い日が３日続いたら、４日暖かい日が続く・・・なんて状態を繰り返しながら春になっていくのでしょう・・・

昨日父がお世話になる病院へ再び出向いて、レントゲンやCTの画像から判断できる父の状態を聞いてきました・・・・

話を聞いて、映像を見て、ビックリ・・・・糖尿病のために、大きな血管でさえ、詰まり始めている状態・・・・

父のCTの写真を見ると、この図で大動脈と描かれている腰の部分にあるもっとも大きな血管でさえ動脈硬化が進み、コブのような状態になっている

下腿（足のほう）にCTの輪切り状態の映像が進むと、もう骨のように真っ白に血管が映る・・・そう、血管のまわりにカルシウムが付着して、すでにものすごく狭くなっているのだ・・・・

糖尿病が原因だね・・・って先生は話される・・・そう、一回血管を狭くしてしまうと、どんなにその後に食生活を改善しても、この状態は良くならない・・・言葉を失うような状態の映像がいくつもあった・・・

父の足は閉塞性動脈硬化症という状態で、進度は４・・・足への血流が滞って、歩行が困難になり、足にできた潰瘍が治らなくなる・・・・つまりこれ以上進むと切断になる

しかも足への血流がわるいので、切断するならかなり上の方から・・・となる・・・・７５を越えた老人にはそれはとても残酷だ・・・

父は血管を広げるための拡張手術を３度受けた・・しかし、足への血流は改善せず、あとは血流の悪いところを迂回して、血管をつなげるバイパス手術をするしかない・・・

私のイメージでは上の図のような簡単な手術だった・・・が、父の血管は使い物にならないぐらい詰まっているのでバイパスはかなり上の大きな血管から、ひざまでの１本、ひざから下への１本、合計２本のバイパスをすることになる

使い物になる血管をさがすために、もしかしたら、首の下、鎖骨の下アタリの血管から長いバイパスをするかもしれない・・・との話で、とても難しい事例だとも言われました・・・・手術は８時間はかかる大手術となる・・・

しかもバイパス手術が成功しても血流が回復せず、約２０パーセント近くの人が足の切断を強いられる・・・とのことだ・・・ほっておけば間違いなく悪化、切断となるので、８０パーセントの確立に賭けるしかない・・・

 

なぜ、両親がかかっている病院で患者を救うために、この方法しかないにも関わらず、やってくれないのかやっと理解できた・・・難しい手術のくせに、医療点数が低いのだ・・・だから医者がやりたがらない・・・・

でも、今回お世話になる先生は「オレはね、難しい事例ほど燃えるんだよね・・・」っておっしゃる・・・さらに、「実家からつれてきたら責任をもって即入院させるから、私の診療日に受診してくれればそれでいいよ・・・」と予約もしなくていいという・・・・

ありがたくて涙が出そうになる・・・医者はこうじゃなくちゃダメだろ！！！

この先生は新潟で一番このようば大規模なバイパス手術を手がけていらしているそうだし、同じ系列の病院が実家から通える場所にあり、後輩たちがいるので、退院してしばらくしたら、実家に戻って先生と連絡を取りながら治療が継続できることもわかった・・・・

 

父の入院は検査も含めて３週間はかかるという・・・しかし、春休みのこの時期、３月の２３日に入院させると、ほぼ３週間私は高校の授業がない・・・もう、この時期しかない・・・両親には、もう待ったなしとつげ、２３日に入院するように伝えた・・・ツレが前日、実家に迎えに行ってくれる・・・いよいよ動き出すのです。

それにしても「縁」という事を強く感じる・・・新潟に縁もゆかりもなかった我が家。それが新潟にいることによって実現するこの治療・・・さらに、一緒にくる母親には緑内障の治療に力をいれている大学病院で治療を受けてもらえることができるのである・・・

さらに、この病院を選んだのは病気療養中のお友達が入院していたからだ・・・病院に毎週のように通うようになっていたので、病院の雰囲気やお医者さんの対応も知っていた・・・大病院なのに、温かい雰囲気がとてもよい・・・と思っていた

この病院なら安心して遠くからくる父を預けることができる・・・そう思って、先生が治療できるかどうかもわからないまま、紹介状を書いてもらうように頼んでいた・・・その結果、この主治医に会う事ができたのである。

人がつないでくれる縁というものを強く感じた・・・・

昨日帰りがけに、病気療養中のお友達の所へ報告へ寄った・・・自分のことのように手術が受けられる事を喜んでくれて「今度は私がお父さんをお見舞いに行ってあげる」と言ってくれる・・・・佐渡からいらしていた友人のおかあさまでさえ、とても喜んでくれて「うちにも年寄りがいるから、先生（私はそう呼ばれている）のご苦労は良くわかります。ほんと良かったですね・・・」と自分のことのように良かった良かったを連発してくれる・・・・ありがたい・・・ほんとうに人の縁がありがたい・・・

 

で、昨日、バレエの教えが終わったあとに見たこともない電話番号から着信があった・・・出てみると、先ほどお話した病院の看護婦さんから・・・紹介状と一緒に提出した父のレントゲン写真一式を返却するのを忘れてしまったので、都合のいい時に取りに来てほしいといわれて、看護婦さんの名前を聞いて、またビックリした！

病気療養中のお友達と、同姓の方だったのです・・・・字まで一緒・・・あまりこの辺にはない名前なので、ビックリして、名前を聞き返してしまった・・・

・・・・・・これももしかしたら、縁なのかも知れませんね・・・・・・

タグ：バイパス 閉塞性動脈硬化症 手術 人の縁 病気療養 医者

コメント 6

ご両親の治療、途方に暮れたこともあったでしょうに良い方向へ動き出し、本当に良かったですね。大きな手術で心配ですが、是非良い方向へ向かいますように…回復を心よりお祈りしています。私もお見舞いに伺わせてくださいね(^_-)♪ barelieさんがなんとかしよう！方法は必ずやある！と行動に移した結果たどり着いた医師との出会い。しかも医師らしい医師！更にご実家に戻った後も心配いらずのネットワーク持ち！縁って本当に不思議で有難いですよね。そもそも私が嫁いだ町や子供を産んだ時期が違ったら、療養中の友人やbarelieさんとの出会いもなく、違う人生になっていただろうし…と考えると、縁に感謝せずにいられません縁あって出会えたことで、色々助けていただいて、今自分がここに居ること…忘れないでいようと思います。療養中の友人を囲み色んな変化があって言葉にうまく表現できない不思議を感じます♪療養中の友人はお昼ご飯食べた頃かなぁ(^o^)？ 今日はお雛様か～病院食は、お雛様メニューとかあるのかな？食の進むメニューだといいですね(o^-^o)♪barelie さんの義母様、お雛様に合わせて食材を宅配で送ってくれるなんて素敵ですね夕食、楽しんでくださいね！
by ひまわり (2010-03-03 13:00) 

Balerieさんのお父さんの入院手術がいよいよ本格的に動き出しましたね。
しばらくの間、大変でしょうが頑張ってくださいね！
でも、入院中のお友達と一緒の病院なので、心強いですね～
無事手術が成功することを祈っています!!

by ちょう (2010-03-03 20:11) 

ひまわりさん

コメントありがとうございます！

ほんと、両親のことはとても気になっていたし、待ったなしの状態だったので、なんとかなりそうだ・・・とわかってとてもうれしいです。
ぜひ、お見舞いに行ってやってください。我が家以外に知り合いがいない両親ですから、誰かが病室に来てくれるのはとてもうれしいことだと思いますので・・・
それに、若くてキレイな私のお友達の面々なら、父はとても喜ぶと思います～～
なにせ、実家に居てもだれも訪ねてきてくれない生活をしていましたから・・・・

ほんとうに、１年、子供を生んだ時期が違っていたら、このような縁はなく、ブラスバンド部にみなで所属しなければ、顔さえわからない関係だったのですものね・・・・
人とのつながりの大切さをほんとうに感じています

だから、なによりも人とのつながりを大切にしなくちゃいけないんですよね・・・
それは何にも変えがたい宝物になりますから・・・

ひな祭り！昨日はちらし寿司にスモークサーモンをのっけてみました・・・美味しかったです！
by Balerie (2010-03-04 08:20) 

ちょうさん

コメントありがとうございます！

いよいよ始まるって感じですが、まず家の中を片付けなくちゃ・・・・
人が２人増えて、しかもあまり融通の利かない老人となると、それなりの準備がいる・・・
まぁ、でも家族を巻き込んで気楽にやりたいと思います

両親の面倒を見ることも、父の手術も、前向きな気持ちで乗り切ってきいたと思います！！
by Balerie (2010-03-04 08:23) 

上手くいきますように！
by つなみ (2010-03-08 12:40) 

つなみさん

コメントとnice!をありがとうございます！

きっと上手くいきますよ！
だから、新潟に呼べたのだと思います！
by Balerie (2010-03-08 22:25)