任務完了！！

花曇り・・・・ついに勝負の日・・・

父が昨日目を覚ましてしゃべりだした2時に目が覚めてしまう・・・父は睡眠導入剤に加えて睡眠延長剤を飲ませて寝かせた・・・昨日飲ますことのできた薬はそれだけ・・・嫌われ役の私が口をこじ開け無理やり飲ませる・・・

病院から戻ってきた父は荒れまくり、すべてを拒否してしゃべるだけ・・・

でも、3時には目を覚まし、朝6時までず～～～～～～～っとベッドの中でしゃべっていた・・・6時に見に行くと、ベットから起き上がっていたけど、歩く事がもうままならない・・・ほんと、衰弱死してしまうよ・・このままじゃ・・・

それでも、ちょっと休めたためか機嫌は回復していて、口元にオートミールやヨーグルトを持っていくと食べる・・・しかし、水を飲む事は完全に拒否・・・・だいたいおしっこを昨日の朝にしたきり、昨日は一度もしなかった・・・今朝も出ないと言う・・・もう脱水症状だろう・・・意識が朦朧としてもいいのに、しゃべる事はやめられない・・・

オートミールがスプーンで食べられたら、にんじん・リンゴジュースもスプーンで飲ませれば、飲むかも・・・・というアイディアが成功し、コップいっぱいのジュースを飲ませる事ができた・・・

9時前に友人が手伝いに来てくれる・・・家から出そうとすると、拒絶し抵抗する父・・しかし、弱っている父は女ふたりの力でらくらく車に乗せる事ができた

友人は最近まで介護士をしていただけあって、すごく老人の扱いが上手い・・・とても上手に父の相手をしてくれて、びっくりするほど父は上機嫌になった

父を手術してくれた病院へ紹介状を受け取りによって、少し離れた精神科の病院へ車を走らせる

病院はとても新しいそれはキレイな病院でした・・・ぜ～～～んぜん精神科の病院って感じがしない・・・まぁ、解放病棟から出歩ける患者さんがず～～～っとロビーを歩き回っているいる様子をのぞけば・・・ですけどね・・

まず、ケースワーカーさんからの事情徴収がある。父は完全にあっちの世界にいっているから、友人に相手をしてもらう・・・40分ぐらいかかった・・・

昨日、病院で私が相手をしている時はそりゃ～～～荒れまくった父でしたが、友人がすごく上手に相手をしてくれるので、ものすごく機嫌よくしている。私たちが話している間も、笑ってばかり・・

やがて、先生の診察室へはいる段なって、ちょっとだけ拒絶する様子をみせるが、車椅子を無理やりとめたり暴れたりすることはしなかった・・・友人が付き添ってくれているので・・・

なぜか、動物的なカンが残っているらしく、白衣のお医者様の前に出ると、父は必死で言い訳をする・・・しかし支離滅裂で意味不明・・・しかし、必死で何か、まともな事を言わなくちゃいけない・・・という切実感だけはわかる・・・らしい・・・

友人に父を再び見てもらって私と母から先生は話をきく・・・その時に初めて、父の疾患がもしかしたら、認知症かもしれないと告げられる・・・理由は躁病の発症があまりに遅く（普通は30代までに発症する）、先生から見ると、脳の前頭葉に萎縮が見られること・・・これから調べてもらうことになるが・・・特別な認知症だと、回復は・・・・難しい・・・

医療保護入院の告知を本人にすることになる。医療保護入院は本人が望まなくても、強制的に入院させる事ができる・・・というものだ・・・配偶者と2新等までが依頼できるはず・・・・本人が理解できようとできまいと、患者に、「あなたは精神疾患があるため、この病院へ入院させて、治療を受けなくてはなりません」と告知する・・・

すると、父は必死で言い訳をする・・・これだけ意味不明になっているのに、ヤバイ状況にあるってのはわかるらしい・・そして叫ぶ・・・

「実は私はオンナなんです！！！！！」

 

この深刻な場面で私は噴出してしまった・・・あのさ、おかしすぎるぜ、オヤジ・・・・

でも、友人がとても父を和ませてくれていたので、車椅子を暴走させることもなく、素直に看護師に引き連れられて病棟へ向かってくれた。

 

最初に父を入院させた病院はひどかった・・・鉄格子もなまなましい、昔の精神病棟・・・・もう、こんなところへ親を入れなくちゃならないなんて・・・って涙がこぼれたが、今回は、この病院で手厚い看護を受けるのが父にとって一番いいんだ・・・って言うのを確信できるほど、看護師さんも、病棟スタッフも、病室もそりゃ～～～素晴らしいです・・・

そして、その時に初めて、昨日行った精神病院の院長が、その病院のベットが空いたら父を引き取ると確約してくれたので、父はこの病院へ入院できた事を知った・・・手術後まもない傷がまだいえていない父を受け入れるのは大変でしょうに・・・・飛び込みの私たちを救ってくれた病院は病気療養中の友人が教えてくれた病院・・・また友人に父は救われたんだ・・・

10時に病院へついたが、入院手続きを完全に済ませると、2時近くになってしまっていた・・・手伝ってくれた友人と母とで帰りがけに鳥屋野潟のサクラが眺められる中華料理レストランで遅いランチにする

今年やっとサクラを見る事ができた・・・満開のサクラ・・・

父はどうなるのかな？

でも、とにかく父の安全も確保できた。

そして、明日から私も無事に仕事に復帰できます

タグ：父の入院 精神病院 精神疾患 前頭葉 認知症

コメント 9

Balerieさん、今日はお疲れ様でした!!
よい病院にお父様を入院させることが出来て、よかったですね!!
　
しかし、Balerieさんのお父様と私が話したのはつい10日前くらいの話で、あの時普通だったのになぜ急にこうなってしまったのか。
本当に考えれば考えるほど、腑に落ちません。
でも、急にこうなったのだから、また急に治ってくるってこともあるかも!?

明日からは普通の生活に戻って、いつもの生き生きとしたBalerie先生として頑張ってくださいね！
by ちょう (2010-04-20 22:29) 

お疲れ様でした。
上手く入院が出来て何よりです。
家での介護は、非常に難しいのです。
だから、専門家達にお任せするのが
薄情なようでいて、一番本人のお為になるのですよ。
どうぞ、そのお胸を、痛めすぎないようになされて下さいネ。
自分の子供が、「日常を日常らしく過ごす」ということが、
親の一番の願いなのですから。
本当によくがんばっておられます。
私も、見習わなくては＾＾
by つなみ (2010-04-21 11:06) 

お父様が無事入院されてホッとした事でしょうね。
それにしてもこんなに容態が急変するなんて…(@_@)Balerieさん辛かったですね。でも良き家族や友人に恵まれて幸せだと思います。これからは安心して授業やバレエに取り組んで下さいね(^o^)
by ドロップ (2010-04-21 12:46) 

お父様の入院が決まって、とりあえずよかったですね。入院に付き添ってくださった友人の方、療養中の友人、巡りあう病院の方々、barelie さんのご家族。ちょうさんや私含む友人みんながbarelie さんのみかたですよ(o^-^o) 今日まで来れたように、これからもきっと乗り越えて行けるわ今日からのお仕事復帰、よかった～＼(^O^)／ 子供たちも保護者のみなさんもbarelie さんの復帰を待ちわびていたことでしょう。バレエも続けられるといいわね。barelie さんがイキイキと過ごすことがお父様は嬉しいはず(o^-^o) 今は意識が少し違うところにあるけれど、先日、お父様のお見舞いに伺った時にbarelie さんのことを自慢げに話してくれたお父様が真の姿だと思います。私はお父様の笑顔、忘れませんこれからも大変と思うけど負けないでねp(^-^)q ♪私は今、出張先の富山より新潟へ向かっています～お互い、頑張りましょうね！
by ひまわり (2010-04-21 14:22) 

ちょうさん

コメントありがとうございます

ほんとうに、父の頭の中でなにが起こったのでしょうね～～
これほど急激な変化、きっと凄まじい勢いで何かがおこったのでしょうね・・・

脳はかなりの勢いでダメージを受けるでしょうし加齢もあるので、完全なる回復は難しいでしょうね・・
でも、できる事を全部やって、後は運を天に任せます
by Balerie (2010-04-21 21:07) 

つなみさん

コメントとnice！をありがとうございます

ほんろうに入院できてよかったと思います
最終手段は救急車を呼ぶ・・・ってとこまで考えたのですが、
そこまで行かずにすんで、なんとか家族の手で連れて行く事ができてよかったって思います

それにして、大変な病気です
他の病気と違って、病巣がわかるわけではないし、
回復にもとても時間がかかると思います

今の病院はほんとうに手厚い看護をしてくれます。
ありがたいことだと思います
by Balerie (2010-04-21 21:11) 

ドロップさん

コメントありがとうございます

やっとあわただしさから解放されて、疲れているんだ～～って認識できるようになりました
でも、ほんとうに大変なのはこれからなんですよね～～
残された母のためにも、ケアが必要だし・・・
残された実家をどうするか・・・って問題もありますしね・・・

でも、とにかく山を1つ乗り越えられたことに感謝です
by Balerie (2010-04-21 21:15) 

ひまわりさん

コメントありがとうございます

そして、出張お疲れ様です！
ちょうさんも、病気療養中のお友達も、ひまわりさんも父のお見舞いに行ってくださったんですよね～
ほんとうに良かったです～～父は相変わらず女の人が大好きで、自分の娘のお友達とお話できた事をとても喜んでいました
父の意識はどこかへいってしまっていますが、とにかく元気なうちに、みなさまとお話できるチャンスがあったこと、心からありがたいと思います

明日はやっとバレエへ行けます
気持ちと体を解放させてきますね

by Balerie (2010-04-21 21:21) 

Binさん

御訪問とnice!をありがとうございます！
by Balerie (2010-04-21 21:22)