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人を見てくれるお医者様たち・・ [生活雑記]

良いお天気でした・・・あまり寒くもありませんでしたし・・・・

高校の先生になってから、毎週木曜日はバレエの日と決めて、授業をする事はありませんでしたが、今年から生物の授業が週に5時間になって、どうしても木曜日に授業をせざるを得ない状態になりました。

というわけで木曜日の初授業・・・朝あっという間にたった一時間の授業が終わる・・・これが終わればバレエにいける~~~・・・って思っていたけど、授業を終わって携帯をみると・・・・やっぱり病院から着信があった・・・・

折り返すと、父が神経内科の受診をするのに付き添ってほしいと言う・・・看護師さんは父が何を言っているのかまったく理解できず、困り果てている・・・残念・・・バレエはお預けだわ・・・・

診察はお昼ぐらいといわれたので11時半に病院に着く・・・父はまだICUに居た。

父の顔を見に行くと、いつもと変わらないように会話はできる・・・しかし、意識はもう、あっちの世界の人に完全になってしまっている・・・・あっちとは狂気の世界のこと・・・まぁ、父の狂気の世界は大して怖くもありませんし、完全にパターンが読めているので、会話をすると、思わず噴出してしまうほどおかしい事が多いです・・・

なれないとビックリするけど、もう、何回もあっちの世界にいっちゃった父を知っているので、慣れたくはないけど、慣れたものです・・・

刺激を受ける事は躁病にはよくないので、かわいそうだな・・・って思うけど携帯電話は没収・・・

電話は必要ならナースステーションからかけてもらうように依頼しておく

神経内科には救急車で急患が運ばれてきて、いつまでたっても受診できない・・・仕方がないのでお昼を食べに行く・・・それでも3時近くなっても、まだ受診できずにいた・・・・

やっと看護師さんが、3時半ぐらいに受診できそうだ・・・って連絡をくれたので、その間に病気療養中のお友達の病室に顔を出す・・・

先客がいらしゃる・・・病気療養中のお友達と一緒にブラスバンドの役員をしていたTさん・・・ちょっとビックリ・・・

母も一緒に連れて行ったので、手短に父の病状を報告・・・お友達は昨日は外泊し、土曜日の退院へ向けて準備を進めているのです・・・何事もなく、早く退院できるといいよね~~~・・・まぁ、父も今日の検査がなんともなければ同じ土曜日に退院します

3時半にやっと神経内科の診療が受けられました・・・お医者様は丁寧に父の話を聞いてくれて運動機能を見てくださる・・・とにかく丁寧だ・・・父は体の反射機能がかなり低下している様子・・・次の動作に移る事が考えなくてはできないようになっていた・・・・

その結果MRIを撮って、詳しく調べてくださることになりました・・・MRIを撮れば、小さな脳血栓も見つける事ができるし、脳の血流も見る事ができる・・・認知症の進み具合もわかる・・・と思う・・・

 

神経内科ってどんな事を調べるのか事前の知識がなかったが、ここのお医者様は、病気を見るのではなく、人を見てくれる・・・ゆっくりと丁寧に、患者の不安にも付き合ってくれる・・・こんなに丁寧に見ていたのでは時間がいくらあっても足りないだろうなぁ・・・って思う・・・

先に父を退席させて、父の運動機能がどの程度衰えているのか訪ねてみて、車の運転ができるかどうかを聞いてみると、やはり運動機能や反射がかなり低下しているので、車の運転は無理だろう・・・とのことでした・・・そうなると、絶対に茨城に帰すことができない・・・もう、回復するのは不可能なんだろう・・・

覚悟は決まった・・・とにかくこの病院できちんと見てもらいながら、ここで生活させよう・・・きっとお医者様たちも応援してくれる・・・

MRIの検査は夕方遅くなる・・・との事だったので、病院へお任せして帰宅することに・・・・その前に心臓血管外科の主治医に話をすることができた。

主治医は父が強く希望するので、茨城へ帰って治療できるように実家の近くの病院へすでに紹介状も書いてくれている・・・すぐにでも帰って継続して治療ができるようにしてくださっていたのだ・・・

その主治医の先生に、どうか新潟で治療を続けさせてください・・とお願いする・・・主治医は「気になる事もあったので、大丈夫ですよ、続けて治療していきましょうね・・」とあっちの世界へ行ってしまった父の治療を引き受けてくださる・・・

さて、私は二人のお医者様を味方につけた・・・・

後はあっちの世界へ行った父をこっちの世界へ呼び戻す治療を開始するチャンスをねらうことになる・・


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panda

両親がだんだんと衰えてきていろんなことが起こりますね。
本当に。
Balerieさんの記事を読みながら、
そうなった時、私はどうするだろう?と毎回悩みます。
踊っているどころではないですし、家族の事も考えますし。
必死になりたいだろうなって思いますが
これがいつまで続くのかという不安にもさいなまれるような気がします。
なんか、本当に大変。
そんな言葉では軽いかもしれませんが。
なかなか練習時間が取れないかもしれませんが
そんな中でいろんなことを考えて取り組む踊りですから
きっと奥深い表現につながると思います。
9月、期待していますからね!
by panda (2010-04-16 12:13) 

ひまわり

お父様は新潟での治療を続けるのですね。それにしても入院先のお医者様は医者のかがみですね~!看護師さんといい、ホント感心します(o^-^o) お父様が少しずつ回復に向かうことを心よりお祈り申し上げます♪療養中の友人も明日退院の運びとなりよかったです[ムード]まだまだ肌寒い日もありますのでくれぐれも気をつけて欲しいと思います(*^o^*) ♪人と向き合う仕事をしている私も一人一人ときちんと向き合い頑張っていこう!と心改めますねp(^-^)q
by ひまわり (2010-04-16 20:21) 

Balerie

pandaさん

コメントありがとうございます!

まぁ、年をとるのは当たり前のことなのです
両親が年をとったらたぶん私が見なくちゃいけないんだろうなぁ~・・・
と漠然と考えてきたし、まぁ、その時はなんとかなるさ~・・・・・って思ってきました

そう考えられるようになったのは、父が躁病になったときに、なんとかなる経験をしたから・・・
あの時は自分ひとりが、頑張らなくちゃならなかったから、本当に辛かった・・・
バレエもできなくて、仕事も休まなくちゃならなくて、母と二人で途方にくれた・・・
でも、今は友人もたくさん居る新潟に両親を呼べたし、仕事も続けられるし、バレエもたまには休まなくちゃいけないけど、リハーサルの時は家族が見てくれるし・・・
ほんとうにありがたいと思っています

だから、きっと大丈夫

pandaさんも、未来を恐れずに、今できる事をちゃんとやり続けていれば、
きっと乗り越えていけますよ!

発表会楽しみにしていてくださいね~~
きっと思いのこもった踊りができるように人間的に成長できると信じます!
by Balerie (2010-04-16 21:55) 

Balerie

ひまわりさん

コメントありがとうございます!

ほんとうなら、元気になって茨城に帰れるのが一番いいのでしょうが、
年をとるってことはこういうことなのかもしれません。
私は若いうちから、年取る事を視野にいれて、生活パターンを変えていかなくちゃ・・・って思います
物にも執着しない訓練をしなくちゃね!

お友達も退院できるようで、ほんとうに良かったわ~~
明日、父が自宅に帰ってくるけど、どんな生活になるのかなぁ・・・
とにかく、できる事を精一杯やるだけです!

by Balerie (2010-04-16 21:59) 

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