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語り部 [生活雑記]

昨日はへろへろだったのは朝だけ
午後に向かうにつれて、だんだん元気になり
午後、ジムのバレエの教えで思いっきり動いてきたら
すっかり元気になった

そのジムで体年齢がわかる体重計にのって、体年齢なるものを測定してみたら・・・
「32歳」・・・・・って出てきた・・・
ふーーーーん、もうちょっと頑張れば20代か・・・←なにを頑張るってのか・・

で、その勢いのまま病気療養中のお友達の所へお見舞いに・・・
彼女は今日、一時退院して、自宅で一週間すごし、
お嬢さんのブラスの大会を見に行ったあと、治療のために病院へ戻られます

お友達は病気と思えないぐらい元気そう
私もいい気になって2時間ぐらい、楽しかった小学校の部活の話で盛り上がってしまいました
楽しかったり、頑張ったりした過去が自分の今を支えてくれる・・・
その部活での出会いがなければこうやって病室で笑い合うことなんて存在しないのだ・・
だから、未来のためにも、
今を丁寧に生きなくちゃね・・・

夜、横浜にいる義母から電話があった
夏に必ず義母の所にもお泊りに行く

今年は8月15日(終戦記念日&娘の誕生日)に行く予定にしているのだが
その日、彼女は戦争の語り部の仕事が入っているから、
ゆっくり来てね・・・と言われた

彼女は沖縄出身
そして、サイパン島での集団自決の生き残りである
サイパンは今では日本からの観光のメッカみたいになっているが、
スペインに支配された後、ドイツに売却されて(売り飛ばされたんですよ!)
ドイツは開発をあきらめて、犯罪者の流刑地にしていた

DEN-O001.jpg


1914年7月、第一次世界大戦が勃発し、10月14日には連合国側であった日本が赤道以北の南洋諸島全体を占領した。この事に伴い、サイパンは彩帆島と呼称される事となる


そこへ、沖縄からたくさんの人たちが移住していった・・・
そして第2次大戦で激戦にまきこまれ、多くの島民が集団で自決したのです

義母も両親、親戚と島内を逃げ回り、行き着く場所がなくなって
ついに自分の父親が周りの人間を殺しはじめます
壮絶です・・
義母も手にかかりましたが、3人の姉妹で生き延びて現在に至ります
沖縄に孤児としてもどりましたが、
大変な人生を歩いた・・・という話を聞きました

その自分の経験が語れるようになったのはつい最近のことです
それまで、自分の心のなかに封印してきました

でも、2度と戦争と言う悲惨な経験をしてほしくなくて、
語り部として、自分の経験を話すボランティアをしています

義母がそのとき殺されてしまっていれば、
ツレは生まれることはなく、
ツレがいなければ、今いる私の娘や息子も生まれることもなく、
私も新潟に居ることはなかったのです

そう考えると、義母がいなければ
私の人生はまったく違ったものになっていたはずでした・・・

サイパン島は今では戦争の記憶が嘘のようにうつくしいリゾート地です
DEN-O003.jpg

でも、過去の記憶を消し去ってはいけないのだと思います
これからの未来のためにも・・・







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コメント 4

ひまわり

戦争の体験のない私ですので、戦争の壮絶さはよくわかってないでしょう…でも戦争は起こしてはならないですよね。語り部として活動されてる義母様、よくぞ自身の封印をとかれましたね。語り伝えることは大切だと思います。この前の海岸清掃の話じゃないですが、地球人皆で地球を大切にしなければならない状況なのに、戦争してる場合ではないですよね。♪昨日、住職様の法話を聴く機会がありました。命ある限り、1日1日を大切に、精一杯生きなさい、それがいぃ人生を送る秘訣です。と、話されてました。四苦八苦という言葉は仏教からきている言葉であり、簡単に言うと「人生苦しいことばかり」なんだそぅです。特に人間が苦しいのは、愛する人との別れなんだそうです。誰もが限られた命なのだから大切にするものは大切にし、今を精一杯生きてください。と言われました。重々しい話になってしまいました(;^_^A夏ですから、年に一度は戦争について、考えるのも必要ですよね♪さて!今日は療養中の友人の一時退院の日ですね(*^∇^*)娘さんの部活大会も近い!思いっきりリフレッシュできるといぃなぁ(=^_^=)暑いんだか涼しいんだか、変な天候が続いてますが、体調崩しませんよぅに(^_-)
by ひまわり (2009-07-29 12:26) 

つなみ

太平洋戦争を体験した
曽祖父母、祖父母は、一切を語らず
永久の眠りにつきました。
それほど恐ろしい世界なのです。
平和ボケ日本といわれても、
このまま戦争なく、いってほしいです。
ただ、違う戦争が多くなってきていますネ・・悲しいけど。
by つなみ (2009-07-29 14:17) 

Balerie

ひまわりさん

コメントありがとうございます

戦争の経験はないのですが、ツレが沖縄出身のために、
沖縄で戦地になった場所に行ったことがあります
ひめゆりの塔では生き残った看護婦さんとお話したことがあります
戦争は悲惨です
ぜったいに自分の子供にはそういう悲しい思いをしてほしくないです
義母は淡々と自分の経験をかたりますが、壮絶です

住職さんのお話、いいですね
今を精一杯生きるってことが
大切だと私も切に思います

重い話ですが、人間必ずいつかはこの世を去ります
避けては通れません
その時にいままでどう生きたかが問われるんでしょうね
by Balerie (2009-07-29 23:27) 

Balerie

つなみさん

コメントとnice!をありがとうございます

私の父は満州生まれ満州育ちです
終戦の時はやはり苦労したようです
戦争は遠い過去の話ではなく、ほんの一昔にあった出来事なんですよね・・
平和な日本はいいですが、
大切なことを忘れてはいけないですよね・・
平和だとどれだけ自分が恵まれているのかわからなくなってしまう・・
どれだけ人を思いやらなきゃならないとか忘れてしまったり、
肝心な人間性がなかったり・・残念ですよね・・

by Balerie (2009-07-29 23:37) 

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